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醜さと美しさが織り成す短編集「二輪乃花」発売。

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宇河弘樹氏の短編コミック単行本「二輪乃花」が9月12日に発売となり、名古屋のアニメイト・メロンブックスでも早速販売が始まっていた。
「二輪乃花」は「朝霧の巫女」でも知られる宇河氏が芳文社の百合アンソロジー「つぼみ」にて発表した作品をまとめた短編集で、もちろん内容は全編百合となっている。


わたしのあたらしいお母さんは同い年の女の子でした。

とある事情から親族の家に越す事となったエリ。
「コブリアワセ」という風習から母となった彼の人は、大きな家に、黒い影に、長く長く囚われていたのですー。

表題作他、描き足し+後日談描き下ろし+初公開・アイディアノート含むファン待望の宇河弘樹究極珠玉短編集。
――――――芳文社作品紹介ページより

「二輪乃花」に収録されているのは「コブリアワセ」「Walk wit me」「ニリンソウ」の3作品に加えその後日談と、話数自体は少ないものの前後編に分かれているので読み応えは充分。
また、巻末のアイディアノートに収録されているプロットは簡単ながらも非常に興味を誘うもので、ちゃんと作品として描かれることを切に望みたくなるところ。

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メロンブックスでは新刊大判コミックコーナー棚と平台にての売り場展開。
POPや購入特典は特に見当たらず。

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メロンブックスでは新刊コミックコーナー特設平台にて特製POPを伴っての陳列。
天井からは特製ポスターが吊り下げられ、簡単ながらタワー積みもされていた。
購入特典として着せ替えブックカバーが付属。
あまりにはっちゃけた柄で、店長さんやイケメン店員Sさんと「なんかかなりイメージ違いますねぇww」と笑っていたらどうやら書き下ろしというわけではなく、カバー下の線画に着色を施したものということに帰宅してから気づき驚愕。
ちなみに着せ替えブックカバー及びカバー下のキャラは収録作品の「ニリンソウ」に登場する二人で、扉絵で描かれている「Walk wit me」の二人も合わせれば全主人公格キャラのカラー絵が揃うことに。(カバーの二人は「コブリアワセ」)


ここからは局長による簡易レビュー

一応「つぼみ」にて発表された短編を収録。ということではあるものの、「百合か?」と聞かれると「うーん・・・」となるのが正直な感想。
「ニリンソウ」はキッパリ「百合」ではあるけど、その他2篇は百合とはまた違う印象を受ける。とはいえ、「ではつまらなかったか?」と聞かれれば、それは完全に否定させていただく。
おもしろい。非常に面白い。
百合を含む同性愛を描いた作品の醍醐味は「同性同士であること」や「普通でないこと」に対する葛藤であると思うのだが、それとは違った方向性での「葛藤」を描いているのが「二輪乃花」の作品であると思う。
己の過去に対する罪悪感によって義母に対して素直になれないという「葛藤」。
自分を「嘘のない人物」と慕ってくれる友人へ真実を打ち明けられず、それでも真実を打ち明けなければという「葛藤」
それが物語に深みを持たせ、ときにシリアスに、ときにコメディチックに、ときにミステリアスに物語を紡いでいく。
私は1年に100冊近い漫画や同人誌やラノベを読むが、短編でここまで驚きに満ちた感動を食らったのは久しぶりかもしれない。
『読み応えたっぷりな強くて弱くて綺麗で汚い少女たちだけの究極短編集。』とはアニメイト通販ページで見かけた紹介文だが、まさにその通りだった。
百合モノ漫画では心情描写で竹宮ジン氏の作品に勝るものなし!と思っていたが、今宵の出会いにビールを傾けたい1冊であった。

「二輪乃花」のその他のレビューとしては三木敦朗さん『境の重々しさを写実的背景でみせる作品と、ギャグ作品とのギャップが、『妖の寄る家』のようだった。これはよいものだ。』や、睦月賢さん『いやー、恐ろしく趣味的というかやりたい放題な一冊でございます(賛辞)』など。


【関連リンク】
宇河弘樹 Twitter / HP / Blog
あまくてやさしい百合アンソロジー「つぼみ」
二輪乃花 芳文社 / 特典情報
【コミック】二輪乃花(アニメイト)
二輪乃花(メロンブックス)

「二輪乃花」 サイン会サイン本販売のお知らせ/ 書店特典一覧(作者ブログ)

宇河弘樹とは(Wikipedia)
朝霧の巫女とは Wikipedia / ニコニコ大百科 / ピクシブ百科事典

【感想リンク】
宇河弘樹センセ最新刊「二輪乃花」確保ー。 - 睦月賢
宇河弘樹『二輪乃花』。 - 三木敦朗
宇河弘樹さん『二輪乃花』(つぼみ)読了。 - 天秤
二輪乃花よんだけどコブリアワセ後日談がエロい - カンナ
今日は宇河弘樹氏の二輪乃花を買ってきました。 - らば
新作百合短篇集。宇河弘樹『二輪乃花』(漫画まみれラノベづくし)


  
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